グローブの型付けは、お店に2,200円払ってよかった|素人の親の結論

型付け・お手入れ

グローブを買いました。それで——次に何をすればいいのか、分かりませんでした。

お店の人に「型付けはどうされますか」と聞かれて、正直なところ「型付け」という言葉の意味も知りませんでした。

私は野球をやったことがありません。だから、迷ったすえにお店にお願いしました。追加で約2,200円かかりました。

この記事は、そのときの判断と、その後のお手入れの記録です。結論から言うと、払ってよかったと思っています。

ド素人のおやじくん

この記事の値段は2026年9月時点のものです。手入れ用品の値段は、お店によってかなり違います(あとで実例を出します)。

結論:型付けは店に頼む。手入れは「汚れが気になったとき」でいい

この記事の結論

  • 型付けはお店に頼んでよかった。約2,200円。素人がやるより確実でした
  • オイルは塗りすぎない。メーカー公式が「かえって寿命を縮める」と書いています
  • 手入れは毎日じゃなくていい。うちは「汚れが気になったとき」だけです

「型付け」とは何か。なぜ必要なのか

買ったばかりのグローブは、硬いです。手を入れても閉じません。そのままでは、ボールを捕るどころか、握ることも大変です。

これを使える形にする作業が「型付け」です。革をやわらかくして、ボールが収まるくぼみ(ポケット)を作ります。

ミズノの公式サイトには、新品を使い始める前の手順が、こう書かれています。

  • ① グラブ全体に「保革油」を塗る ※塗りすぎるとグラブが重くなるため、薄く塗ってください
  • ② 捕球を繰り返す
  • ③ 保革油を塗ってから1週間ほど後、乾いているのを確認し、もう一度全体に薄く固形の保革油を塗る

つまり「油を塗って、あとはひたすら捕る」のが基本です。公式には、こうも書かれています。

使わない時もグラブに手を入れ、作りたい型をイメージしながら感触を何度も確かめること

※正式には、小学生の軟式野球は「学童野球」と呼びます。本記事では一般的な呼び方に合わせて「少年野球」と表記します。

【体験談】型付けは、お店に約2,200円払いました

ここからは、この記事を書いている私自身の話です。

はじめにお断りしておくと、私は野球経験者ではありません。子どもが野球を始めてから、ド素人なりに少しずつ学んできただけの親です。

——グローブを買ったとき、型付けはどうしましたか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

お店にやってもらいました。

追加費用として2,200円くらいかかりましたが、それでも完成度は高く、失敗が少ないです。

——お店に頼んで、困ったことはありませんでしたか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

その場でグローブを受け取ることができません。

型付けのため、約1週間くらいはかかります。

——お手入れの道具は、何を使っていますか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

3本あります。使い分けています。

グラブは爽香守(そうこうしゅ)、バットはミズノのバットクリーナー、ガツ落ちクリーナーは頑固な汚れ用です。

——どれくらいの頻度でやりますか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

汚れが気になったときです。

補足:2,200円と「1週間」は高いのか

ここからは、私なりの整理です。

お店に頼むと、払うものが2つあります。お金(約2,200円)と、時間(約1週間)です。

見落としやすい「1週間」

お店に頼むと、その日はグローブを持って帰れません。

つまり「今週末の練習から使わせたい」なら間に合いません。入部が決まってから慌てて買いに行くと、ここでつまずきます。買う日を1週間前倒しするか、その週は借りるなどの手当てが要ります。

お金のほうは、グローブ本体が1万円台〜3万円ほどすることを考えると、2,200円は本体の1割前後です。そして型付けは、買ったときに1回だけのものです。

なぜ払ってよかったと思うか

やり直しがきかないからです。

型付けは革を「こう使う」と決めてしまう作業です。自分でやって変な形についてしまっても、元には戻せません。そして私は、正しい形がどんな形なのかを知りません。

「正解を知らない人間が、やり直しのきかない作業をする」——ここにお金を払う価値がありました。

もちろん、自分でやるのも間違いではありません。ミズノ公式の手順(油を薄く塗って、捕球を繰り返す)は、誰でもできる内容です。時間をかけられる人、感覚が分かる人なら、自分でやったほうが愛着も湧くと思います。

うちが店に頼んだのは、「自分にはその感覚が無い」と分かっていたからです。

いちばん大事なこと:オイルは塗りすぎない

お手入れで唯一やってはいけないことが、これです。ミズノ公式の書き方が、かなり強い調子です。

メーカー公式の警告

塗りすぎには要注意! グラブが型くずれを起こしたり、グラブやミットが重くなる、柔らかくなりすぎるなど、かえって寿命を縮めてしまいます

「たくさん塗る=大事にしている」ではありません。むしろ逆です。

頻度についても、公式はこう書いています。

毎日ではなく、あくまで使用後のお手入れがポイント

ド素人のおやじくん

日常のお手入れは、公式の手順だと2段階です。

① 汚れを柔らかい布やブラシで落とす → ② 保革油をスポンジや布に「少しつけて」塗る

「少しつけて」がポイントです。スポンジにたっぷり出すものではありません。

「たっぷり塗る」と「しっかり伸ばす」は、別のことでした

ここは誤解されそうなので、書いておきます。

私は時間を忘れて塗り込んでしまうほうです。ですが、それは量をたくさん出しているという意味ではありません。

うちがやっていること

少ない量を、しっかり伸ばして塗り込む。それだけです。

公式が書いているのは「少しつけて」——つまり量の話です。うちは量を守ったうえで、時間をかけて伸ばしています。

塗った直後で判断しないでください

塗った直後は、革が柔らかくなります。ここで「柔らかくしすぎた」と思うかもしれません。

ですが翌朝には、ちょうどいい硬さに戻っていました。うちの場合は、そうでした。判断するのは翌日でいいと思います。

うちにあるクリーナー3本と、その使い分け

結果的に3本あります。同じ「クリーナー」という名前ですが、中身の役割が違いました。

名前 形・量 できること 公式価格
爽香守 オールインワンクリーナー
(ミズノ/1GJYG56800)
クリーム
180ml
汚れ落とし+保革+つや出し
(3役)
1,870円
ガツ落ち!! クリーナー
(ワールドペガサス/WEOGOC9)
チューブ
50g
汚れ落としのみ
グラブ・シューズ・バット等
715円
バットクリーナー
(ミズノ/1GJYA39000)
スプレー
140ml
汚れ落としのみ
バット専用
2,090円

「クリーナー」は2種類あります

買ってから気づいたことです。

  • 落とすだけのもの … ガツ落ち、バットクリーナー
  • 落として、油も入れるもの … 爽香守(成分に流動パラフィンとミツロウ=保革成分が入っています)

ミズノ公式のお手入れは「汚れを落とす → 保革油を塗る」の2段階だと書きました。爽香守は、その2段階を1本でやる製品という位置づけになります。

3本も要るのか

正直に言えば、要りません。グローブだけなら、爽香守1本で足ります。

うちの場合はバットにも使うので専用のものを買い足し、落ちにくい汚れ用にガツ落ちを足したという順番でした。最初から3本そろえる必要はありません。

使ってみて分かったこと(3本とも)

——爽香守は、使ってみてどうですか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

香りがよくて、使用感がとてもいいです。

ついつい時間を忘れて塗り込んでしまいます。

ド素人のおやじくん

ここは気をつけたいところです。

この記事の前半で、ミズノ公式の「塗りすぎると、かえって寿命を縮める」という警告を紹介しました。気持ちよく塗れる製品ほど、塗りすぎやすいということでもあります。

「気持ちいいからもう一回」を、1回だけこらえる。それだけでグローブは長持ちします。

——ガツ落ちクリーナーはどうですか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

とにかく臭いです。

室内で使用しないほうがいいかもしれません。

これは、成分表示と符合します。ガツ落ちクリーナーの成分は「油脂、有機溶剤、ろう」。有機溶剤が入っているので、においが強いのは製品の性格どおりです。

使う場所に注意

ガツ落ちクリーナーは、屋外かベランダで使ってください。換気のない部屋で使うと、においがこもります。

いっぽう爽香守は「香り」を売りにした製品で、性格が正反対です。室内でやるなら爽香守、外でがっつり落とすならガツ落ち——という分け方になります。

——爽香守は、たっぷり塗っているということですか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

塗りすぎているわけではありません。

しっかりとオイルを伸ばして塗り込んでいます。

塗った直後は皮が柔らかくなりますが、翌朝には丁度良い硬さになっています。

——保管は、どうしていますか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

以前は、使い終わったら、そのまま平らに置いていました。

最近はボールを1個挟み込んで、マジックテープ付きの平ゴム紐(荷造り用。100円ショップで買えます)で止めています。

キャッチャーミットは2個挟みます。

——ミズノのバットクリーナーはどうですか?

ド素人のおやじくん

おやじくん

ビヨンドには向かないと思います。

液体ですが、揮発してすぐに乾いてしまうので、ビヨンドの素材と相性が悪く、液体がバット全体に伸びません。

消費が激しくなってしまうのがデメリットです。

ド素人のおやじくん

公平のために、メーカーの表示も載せておきます。

ミズノ公式には「木製、金属製、カーボン製、ビヨンドマックスにも使用できるバット用汚れ落とし」とあります。使えないわけではありません。

食い違っているのは「使えるか」ではなく「使いやすいか」です。使えるけれど、うちのビヨンドでは伸びが悪く、量がたくさん要った——これがうちで起きたことです。

同じ商品でも、買う場所で値段が違います

ガツ落ちクリーナーの例です。

  • メーカー公式の希望小売価格 … 715円
  • ある通販サイトの表示価格 … 950円(2026年9月時点)

235円の差です。金額は小さいですが、「通販が必ず安いわけではない」という実例として覚えておくと、ほかの道具でも役に立ちます。

保管のしかた(これは知りませんでした)

ミズノ公式の保管方法に、私が完全に間違えていたことが書いてありました。

やってはいけない置き方

横に寝かせて置かないでください。親指の重みで、型が崩れていきます。

公式が挙げている正しい置き方は、この2つです。

  • 親指側と小指側を下にして置く(手にはめたときの向きのまま)
  • または指先を下にして、逆さに立てる

そして、こう書かれています。

使用や移動の時以外はグラブ袋から取り出し、風通しのいい所に置く

ポケット部にボール等をはさみ丸みを損なわないように保管して下さい

袋に入れっぱなしにしない。ポケットにはボールを挟む。お金がかからないのに、型を守る効果が大きいところです。

私は、どう間違えていたか

白状します。使い終わったら、そのまま平らに置いていました。

公式が「やってはいけない」と書いている置き方、そのものです。親指の重みで型が崩れると知ったのは、この記事を書くために調べたときでした。

いまやっていること(100円ショップで足ります)

うちの保管のしかた

  • ポケットにボールを1個挟む
  • そのうえからマジックテープ付きの平ゴム紐で留める(荷造り用。100円ショップで買えます)
  • キャッチャーミットは、ボールを2個挟む

新しい道具は買っていません。100円ショップの平ゴム紐1本です。ミットのほうがポケットが大きいので、ボールの数を増やしています。

まとめ:グローブを買った日からやることリスト

# やること
1 型付けをどうするか決める(店に頼む/自分でやる)。店なら買うときに一緒に頼む
2 店に頼むなら約1週間かかる。いつ使い始めたいかから逆算して買いに行く
3 自分でやるなら、保革油を薄く塗って、ひたすら捕球。1週間後にもう一度薄く
4 使ったら、布やブラシで汚れを落とす
5 オイルは「少しつけて」。毎日は塗らない
6 袋から出して、風通しのいい所に置く
7 横に寝かせない。ポケットにボールを挟む(うちはボール1個+平ゴム紐で留めています。ミットは2個)
8 においの強いクリーナーは、屋外かベランダで使う

野球をやったことがない私が、グローブについて出した結論はこれです。

やり直しのきかない作業(型付け)は、できる人にお金を払う。日々の手入れは、やりすぎない。

手入れは、頑張るほどいいというものではありませんでした。メーカー自身が「塗りすぎると寿命が縮む」と書いています。汚れたら落とす。それで十分です。

グローブのサイズの選び方については、こちらの記事にまとめています。

出典・参考

※価格・仕様は2026年9月時点のものです。爽香守には50ml(1GJYG56500)など別品番のものもあります。購入前に必ずメーカーの最新情報をご確認ください。

※型付けの料金はお店によって異なります。本記事の約2,200円は、私が実際に支払った一例です。

※この記事の体験談(水色の吹き出し)は、私自身の記録です。解説部分は、上のメーカー公式で確認した内容と、私自身の理解にもとづいて書いています。→ このブログを書いている人について

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