野球をしている子に、クリスマスや誕生日のプレゼントを贈りたい。
ですが、野球の道具には「贈っても、試合で使えない物」があります。規則で決まっているもの、サイズが合わないもの、チームの備品とかぶるもの。
この記事では先に「避ける物」をお伝えします。そのあとで、実際に贈って、9か月後どうなったかを書きます。
この記事の規則・価格は、すべて2026年9月時点のものです。
またチームごとに決まりがある場合があります。買う前に必ずチームに確認してください。
結論:先に「使えない物」を避けてください
- 野球の道具には規則・サイズ・チーム指定という3つの落とし穴があります
- うちが12月に贈ったのはネット・ティースタンド・プラスチックボールの3つ。9か月たった今も使っています
- ただし派手に喜んだわけではありません。最初から今日まで、マイペースで使っています
贈っても使えないことがある物、4つ

「おすすめ12選」のような記事はたくさんあります。ですが、そのほとんどは用品メーカーや景品店が書いたもので、試合で使えるかどうかには触れていません。
まず、ここを避けてください。
1. グローブ:投手をやると、色で引っかかることがあります
全日本軟式野球連盟は、2024年2月にグラブの規定を改訂しました。
- 野手のグラブは、色の制限がありません(2024年2月から)
- ただし投手用のグラブは、捕球面・背面・ウェブが2色まで。さらに白・灰色、PANTONE 14番より薄い色は使えません
つまり——白いグローブを贈ると、その子が投手をやることになったとき、試合で使えません。
サイズも問題になります。グローブは大きければいいものではありません(少年野球グローブのサイズの選び方に書きました)。
2. バット:2029年から使えなくなるものがあります
ウレタンなどを取り付けた複合バットは、2029年から学童部で使用できなくなります。
いま買っても数年で試合に使えなくなります。詳しくはビヨンドマックスは2029年から使えませんに書きました。
また、バットは学年が上がると長さが変わります。いま合っていても、来年には短くなります。
3. 練習用バット:試合では使えません
細いバットや短いバットなど、練習専用のバットは試合で使えません。
ただし「練習用」と割り切るなら、とても良い贈り物です。うちは実際に使っていて、効果もありました(真芯に当てるコツを体で覚える)。
「試合で使える物」と思って贈ると、がっかりさせます。そこだけ気をつけてください。
4. ヘルメット・防具:チームの備品であることが多いです
ヘルメットやキャッチャーの防具は、チームが持っていることがほとんどです。
個人で買っても使う場面がありません。贈る前に、必ずチームに確認してください(少年野球は最初に全部そろえなくていい)。
この4つに共通しているのは、「調べないと分からない」ということです。
売っているお店の棚には、「2029年から使えません」とは書いてありません。
【体験談】12月に贈ったのは、3つでした
ここからは、この記事を書いている私自身の話です。
はじめにお断りしておくと、私は野球経験者ではありません。子どもが野球を始めてから、ド素人なりに少しずつ学んできただけの親です。
——クリスマスに、野球の物を贈ったことはありますか?
あります。
ティースタンド、ネット、プラスチックボールの3つです。
先に買っておいて、クリスマスまで隠しておきました。
この3つはセットで意味があります。
ティースタンドにボールを置いて、ネットに向かって打つ。どれか1つ欠けると練習になりません。
庭に置いた話は庭にバッティングネットを置く前に知りたかった3つのことに書きました。
うちの子は、最初からマイペースでした

ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
——もらってから、どんなふうに使っていますか?
毎日使うというよりは、平日の夜の隙間時間や、休日の夕方に使うような感じです。
波はあります。
——最初の数週間は、もっと多かったですか?
ほぼ同じです。
最初から今日まで、ペースは変わっていません。
プレゼントを選ぶとき、いちばん不安なのは「どうせすぐ飽きるのでは」だと思います。
うちの場合、その心配は当たりませんでした。ただし、渡した瞬間に大騒ぎしたわけでもありません。
- うちの子は最初から今日まで、同じペースで使っています
- 毎日ではありません。平日の夜の隙間時間と、休日の夕方です
- 波はあります。チームの練習や試合が忙しい時期は、使わない日もあります
- それでも9か月、続いています
渡した瞬間の反応で、判断しないでください。
うちは派手に喜んだわけではありません。ですが日常のなかに入りました。
プレゼントが良かったかどうかが分かるのは、もっと先です。
ここに書けるのはうちの1件だけです。
すぐ飽きる子もいると思いますし、毎日使う子もいると思います。うちはマイペースでした、というだけの話です。
——振り返って、贈ってよかったですか?
よかったです。
予算で選ぶなら:うちが実際に払った金額です

「予算別のおすすめ」という記事はたくさんあります。ですが、そこに並んでいる金額は売る側が出しているものです。
この記事ではうちが実際に払った金額だけを書きます。
| 道具 | 実際に払った金額 | ひとこと |
|---|---|---|
| ティースタンド | 4,199円 | クリスマスに贈ったもの。ネットとセットで使います |
| バッティングネット(庭用) | 5,000円 | クリスマスに贈ったもの。いまも使っています |
| バッティングネット(室内用) | 6,000円 | セールで購入。雨や暑さの日に使います |
| ヘルメット | 5,150円 | チームの備品のことが多いので要確認 |
| ビヨンドマックス レガシー(80cm) | 45,000円 | ⚠️ 2029年から試合で使えなくなります |
プラスチックボールの金額は、記録が残っていません。
思い出せないものを「だいたい◯円」と書くことはしません。1年目にかかった費用は1年目に道具へ193,499円かかりましたにまとめています。
5,000円で買えたネットが、いちばん長く使われています。
金額と、使われる時間は、比例しませんでした。
1年で無駄になった買い物は、2つだけでした

ここまで「避けてください」ばかり書いてきました。不安をあおるつもりはありません。
そこで、うちの実績も正直に書いておきます。
——1年で、買ったのに使わなかった物はありますか?
2つだけです。
1つは両手用のバッティンググローブ。結局、片手しか使っていません。
もう1つはスパイクのつま先を補強する物。買ったまま、貼っていません。
1年間、道具を買い続けて無駄になったのは2つ。
しかもどちらも、規則で使えなかったわけではありません。「使う場面がなかった」だけです。
両手用グローブの話は両手用を買ったのに片手しか使っていないに書きました。
- 規則やサイズさえ外さなければ、大きな失敗にはなりません
- 無駄になりやすいのは「あると便利そう」で買った物です
- 必ず使う物(ボール・練習の道具)のほうが、結果的に長く使われました
いちばん喜んだのは、プレゼントではありませんでした
正直に書きます。
——これまでの道具で、いちばん喜んだものは何ですか?
レガシーと、キャッチャーミットです。
どちらもプレゼントではありません。必要になって買ったものです。
これは、書くかどうか迷いました。
プレゼントの記事なのに、「いちばん喜んだのはプレゼントではない」と書くことになるからです。
ですが、事実なので書きます。
ここから分かることが、2つあります。
- いちばん喜ぶのは、その子が「いま必要としている物」です。驚かせる物ではありません
- だからこそ、本人に聞いてしまうのが、いちばん外しません
いちばん喜んだレガシーは45,000円でした。気軽に薦められる金額ではありません。
さらに2029年から学童部の試合で使えなくなります。いま新しく買うなら、そのことを知ったうえで選んでください。
まとめ:贈る前に確認すること
| # | 確認すること |
|---|---|
| 1 | グローブは、投手をやると白・灰色が使えない(野手は色自由) |
| 2 | 複合バットは2029年から学童部で使えない |
| 3 | 練習用バットは試合で使えない(練習用と割り切るなら良い贈り物) |
| 4 | ヘルメット・防具はチームの備品であることが多い。必ず確認 |
| 5 | 🔴 渡した瞬間の反応で判断しない。日常に入るかどうかは、もっと先に分かる |
| 6 | 🔴 いちばん喜ぶのは「いま必要な物」。本人に聞くのがいちばん外さない |
| 7 | 金額と、使われる時間は比例しない(うちは5,000円のネットがいちばん長く使われています) |
この記事でいちばんお伝えしたかったのは、「渡した瞬間の反応で、判断しないでください」の一行です。
うちの子は飛び上がって喜んだわけではありません。いまも毎日は使いません。
それでも9か月、同じペースで続いています。プレゼントが良かったかどうかは、そのくらい先にならないと分かりませんでした。
※正式には小学生の軟式野球は「学童野球」ですが、本記事では一般的な呼び方に合わせて「少年野球」と表記しています。
- 庭にバッティングネットを置く前に知りたかった3つのこと|この記事で贈ったネットの話です
- ビヨンドマックスは2029年から使えません|バットを贈る前に読んでください
- 1年目に道具へ193,499円かかりました|何にいくらかかったかの全記録です
出典・参考
- 公益財団法人 全日本軟式野球連盟|グラブの取り扱いについて(令和6年2月)
- 公益財団法人 全日本軟式野球連盟|2023発刊文書366-3号(複合バットの取り扱い)
- 公益財団法人 全日本軟式野球連盟|規程細則 第12条(用具、装具等)
※規則・価格は変わることがあります。購入前に必ず、連盟および所属するチームの最新情報をご確認ください。
※この記事の体験談(水色の吹き出し)は、私自身が買って、子どもに使わせた記録です。解説部分は、上の連盟の公式資料で確認した内容にもとづいて書いています。→ このブログを書いている人について
