ユニフォームには、背番号(ゼッケン)を縫い付けます。
「縫うだけでしょう」と思っていました。うちは3回縫って、2回失敗しています。
難しいのは、針を動かすことではありませんでした。「どこに付けるか」と「縫っている途中でずれること」でした。
この記事の規則は、すべて2026年9月時点のものです。
またチームごとに決まりがある場合があります。縫う前に必ずチームに確認してください。
結論:難しいのは「縫うこと」ではありません
- 連盟が決めているのは「番号」と「大きさ」だけ。縫い付ける位置の定めは見当たりません
- 失敗しやすいのは位置が下がりすぎることと、縫っている途中でずれること
- 対策は2つ。先に着せて背中に当てることと、布用の両面テープで仮どめすることです
連盟が決めているのは「番号」と「大きさ」です

公益財団法人 全日本軟式野球連盟の規程細則 第12条(用具、装具等)。その5項に、背番号のことが書かれています。
背番号は0番から99番までとし、参加申込書に記載されている選手は全員必ずつけなければならない。
「全員必ず」です。ユニフォームを買ってきたら終わり、ではありません。
大きさには、上限と下限があります
背番号の規格は、最小限15.2センチ以上。最大限、長さ21センチ、幅16センチ、太さ4センチ以内とする。
つまり15.2cm以上・21cm以内。数字の太さも4cm以内と決まっています。
ここはあまり気にしなくて大丈夫だと思います。
チームから配られるゼッケンや、野球店で売られているものは、この規格に合わせて作られているからです。
番号のうち、4つは決まっています
すべての登録チームで、背番号は、監督30番、主将10番、コーチは29番、28番とする。
監督が30番、主将が10番、コーチが29番と28番。これは全国のチームで共通です。子どもの番号は、ここを外した番号になります。
規程には、こうあります。
「ユニフォームの背中に選手名をつける場合は、全員が背番号の上にローマ字で姓のみとする」
入れるか入れないかを個人で選ぶものではありません。チームの方針に従ってください。
そして、位置の決まりは見当たりません
規程細則の第12条を最後まで読みました。「背中のどこに付けるか」を定めた記述は、見つけられませんでした。
ネットで「襟から◯cm」という数字を見かけますが、それは販売店やメーカーの案内であって、連盟の決まりではありません。この記事では数字を書きません。
裏が取れないことは書かない、というのがこのブログの方針です。
位置はチームごとに決まっている場合があります。縫う前に、チームに確認するのがいちばん確実です。
【体験談】3回縫って、2回失敗しました
ここからは、この記事を書いている私自身の話です。
はじめにお断りしておくと、私は野球経験者ではありません。裁縫が得意な家でもありません。
——なぜ3回も縫うことになったのですか?
学年が上がったからです。
それと、チームの編成が変わったこともありました。
ここは、買う前には想像していませんでした。
背番号は、一度付けたら終わりではありません。学年やチームの事情で、何度も変わります。
——ゼッケンは、どこで手に入れましたか?
チームから配られました。
ここはチームによって違うと思います。自分で買う場合もあります。
うちは配られたので、親がやるのは「縫う」ところからでした。
——縫う位置は、どうやって決めましたか?
ネットで調べて、測りました。
ですが、1回目と2回目は失敗しています。
取り付け位置が、思ったよりも下がっていました。
——位置が下がると、どうなるのですか?
下がると、格好悪いです。
下よりは、上のほうが見た目が格好いいです。
これは、やってみないと分からないことでした。
測って付けたつもりでも、実際に着せると印象が違います。平らに置いた状態と、背中が丸みを帯びた状態では、見え方が変わるからだと思います。
——いちばん難しかったのは、どこですか?
縫い進めているあいだに、ゼッケンが所定の位置からずれてしまうことです。
——それは、どうやって解決しましたか?
布用の両面テープを使って、あらかじめゼッケンをユニフォームに固定することをおすすめします。
100円均一のお店に売っているもので十分です。
——糸と針は、何を使いましたか?
普通の裁縫セットです。
専用の道具は買っていません。
買い足したのは100円の両面テープだけです。道具にお金はかかりませんでした。
——1回目と3回目で、うまくなりましたか?
コツがつかめました。
逆に言えば、コツをつかむまでに2回失敗しています。
この記事を読んだ方は、1回目から3回目のやり方ができます。次にそれを書きます。
2回の失敗から分かった、2つのこと

その1:縫う前に、一度着せて背中に当てる
一度、ユニフォームの上下を子どもに着させてください。
そして実際に背中にゼッケンを当ててみて、イメージを掴んだほうが失敗が少ないです。
これが、うちの2回の失敗から出てきた答えです。
平らな机の上で測った位置と、実際に着たときの位置は違います。着せた状態で当ててみれば、「下がりすぎている」がその場で分かります。
- ユニフォームを子どもに着せる
- 背中にゼッケンを当てて、位置を見る
- 良いと思ったところに印をつける
- 脱がせてから、その印に合わせて縫う
その2:布用の両面テープで、仮どめする
縫っているあいだにずれる問題は、先に貼ってしまえば起きません。
使うのは布用の両面テープです。うちは100円均一の店で買ったもので足りました。
布を留めるといえば、まち針を思い浮かべる方が多いと思います。うちも、そこから始めました。
——まち針は、使いましたか?
1回目と2回目は、まち針で試しています。
つまりまち針で2回やって、2回ともずれています。
まち針は点で留めるので、縫い進めるうちに回転してしまいます。両面テープは面で留まるので、そこが違います。
うちが2回失敗して、3回目で変えたのはこの1点です。
まち針 → 布用の両面テープ。道具を1つ替えただけで、ずれなくなりました。
外したゼッケンは、取ってあります
——前のゼッケンは、どうしましたか?
外して、残しています。
記念として取ってあります。
道具の記事ばかり書いてきましたが、これは捨てられないと思いました。
その番号で戦った1年が、そこに残っています。
プロに頼めることを、忘れていました
——お店に頼めると知ったのは、いつですか?
最初から知っていましたが、失念していました。
知らなかったのではなく、思い出さなかったのです。
「自分でやるもの」と思い込んでいると、頼むという選択肢が頭から消えます。
1枚に1時間ほどかかりました。それが3回で、合計3時間ほどです。
このブログでは、前にも同じ結論を書いています。グローブの型付けを、お店に約2,200円で頼んだときの話です(グローブの型付けはお店に2,200円払ってよかった)。
親が全部を自分でやらなくていい。
お金で解決していい場面は、思っているより多くあります。
縫い付けを頼める店はありますが、料金は店によって違います。
ネットで見かける数百円〜千円台の表示は、「ゼッケン本体の値段」であることが多く、縫い付け代とは限りません。
裏が取れないので、この記事では金額を書きません。最寄りの野球用品店に直接お尋ねください。
まとめ:はじめて縫う方へ
| # | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 背番号は全員必ずつける(連盟の規程細則) |
| 2 | 大きさは15.2cm以上・21cm以内。市販品なら気にしなくて大丈夫 |
| 3 | 監督30・主将10・コーチ29と28は全国共通で決まっている |
| 4 | 位置の決まりは規程に見当たらない。チームに確認する |
| 5 | 🔴 縫う前に一度着せて、背中に当てる(下がりすぎ防止) |
| 6 | 🔴 布用の両面テープで仮どめする(100円均一で十分)。まち針では2回ともずれました |
| 7 | 道具は普通の裁縫セットで足りる |
| 8 | 1枚に1時間ほど。時間が取れないなら、お店に頼む手もある |
この記事でいちばんお伝えしたかったのは、「縫う前に、一度着せてみてください」の一行です。
うちはそれをしなかったので、2回続けて位置が下がりました。
針の使い方より、その前の5分のほうが大事でした。この記事が、どなたかの1回目を守れたらと思います。
※正式には小学生の軟式野球は「学童野球」ですが、本記事では一般的な呼び方に合わせて「少年野球」と表記しています。
最初にそろえる道具の全体像は、少年野球は最初に全部そろえなくていいにまとめています。
出典・参考
※規則は変わることがあります。縫う前に必ず、連盟および所属するチームの最新情報をご確認ください。
※この記事の体験談(水色の吹き出し)は、私自身が3回縫った記録です。解説部分は、上の連盟の規程で確認した内容にもとづいて書いています。→ このブログを書いている人について

