野球のスパイクといえば、靴底に金属の歯がついたものを思い浮かべる方が多いと思います。
ですが小学生の試合では、それを履けません。
連盟の規則に、たった一行だけ書いてあります。この記事は、その原文と、実際に1年履かせた記録です。
この記事の規則・価格は、すべて2026年9月時点のものです。
またチームごとに決まりがある場合があります。買う前に必ずチームに確認してください。
結論:金具は使えません。履くのは「ポイントスパイク」です
- 学童(小学生)の試合で、金属製金具のスパイクは使用できません(連盟の規程細則)
- 履くのは樹脂やゴムの突起がついた「ポイントスパイク」です
- スパイクだけは、チームで色や形をそろえなくてよいことになっています
連盟の規則に、はっきり書いてあります

公益財団法人 全日本軟式野球連盟の規程細則 第12条(用具、装具等)。その5項に、こうあります。
⑽ 学童部は、金属製金具のついたスパイクを使用することはできない。
これだけです。一行です。
この細則は平成15年9月24日に施行され、最終改定は平成30年12月11日です。つまり最近できた決まりではありません。
これは私が読んだ規程細則に、そう書かれていたということです。大会ごとの要項や、支部の決まりまでは確認できていません。
そしてチームで独自の決まりがあることもあります。買う前に、必ずチームに確認してください。
「学童部」は、小学生のことです
同じ第12条の中に、区分の表があります。公認球の規格を定めた部分です。
| 区分 | 誰のことか | 使うボール |
|---|---|---|
| 一般・少年部 | 中学生(一般を含む) | M号 |
| 学童部 | 小学生 | J号 |
| 学童低学年 | 小学校の低学年 | D号 |
つまり「学童部」=小学生。金具を禁じられているのは、ここです。
読んでいて気づいたことがあります。「少年部(中学生)」には、この禁止が書かれていません。
ただし「中学生になったら金具を履ける」とは言い切れません。私に言えるのは「この細則には、中学生を禁じる記述が見当たらない」までです。
中学の大会には、別の規則があるかもしれません。そのときが来たら、また調べます。
では、何を履くのか
ミズノ公式には、こう書かれています。
少年野球では足への負担を考慮し、原則として「ポイントスパイク」のみを使います
金具スパイクは中学生以降の身体が出来上がった段階で使う
ポイントスパイクとは、樹脂やゴムの突起(ポイント)がついたものです。金属の歯ではありません。連盟の規則と、メーカーの案内が一致しています。
選ぶ基準も書かれています。
少年野球では、足に負担がかからないようなるべく軽いスパイクを選びましょう
例として挙げられているウエーブライトレボJr.は、約185g(21cm片方)。軽さは数字で確認できます。店頭で持ち比べるより、表示を見るほうが確実です。
ミズノ公式には、こうあります。
「大きめのスパイクを使うと、プレー中に動きにくいだけでなく、転んで怪我をするリスクも出てくる」
サイズの選び方は、シューズ選びで私がやらかした3つの失敗にまとめています。
【体験談】お店で出されたものを、そのまま買いました
ここからは、この記事を書いている私自身の話です。
はじめにお断りしておくと、私は野球経験者ではありません。子どもが野球を始めてから、ド素人なりに少しずつ学んできただけの親です。
——金属の金具が使えないことは、知っていましたか?
知っていました。
昔野球をやっていた友達が履いていたスパイクを、見たことがあったからです。
正直に書いておきます。規則を読んで知ったわけではありません。
たまたま見たことがあっただけです。友達が野球をやっていなければ、知らずに買いに行っていたと思います。
——お店では、どうやって選びましたか?
「これが少年野球用です」と出されたものから選びました。
何種類かあったので、その中から選びました。
突起の配置などは、気にしていませんでした。
——色はどうでしたか?
チームでの色の決まりはありませんでした。
それでも、できる限りチームの色に近いものを選びました。
入門に適したスパイクでした。
——履かせてみて、お子さんは何か言いましたか?
特に不平不満もなく。
——1年使って、どうなりましたか?
一年で、特にかかと部分のポイントが減りました。
買い替えが必要だと思っています。
——試合と練習で、履き分けていますか?
トレーニングシューズを履かせて行き、練習をする中で履き替えています。
スパイクだけは、色をそろえなくていい
同じ第12条に、こう書かれています。
⑴ 同一チームの監督、コーチ、選手は、同色、同形、同意匠のユニフォームでなければならない。ただし、スパイクを除く。
帽子もアンダーシャツもストッキングも「全員同色」と決まっています。そのなかで、スパイクだけが名指しで外されています。
うちは決まりが無いのに、チームの色に近いものを選びました。
規則の上では自由です。ただし、チーム独自の決まりがあることはあります。そろえる必要があるかどうかは、やはりチームに確認するのが確実です。
ユニフォーム一式にいくらかかったかは、1年目に道具へ193,499円かかりましたに書いています。
1年で減ったのは、かかとでした
減ったのはかかと側のポイントでした。つま先ではありません。
1年で買い替えが必要だと思う状態になりました。
ミズノ公式には、こうあります。
小学生は足の成長が早いため、スパイクを頻繁に買い替える必要があります
買い替えの理由は、足が大きくなることだと思っていました。うちの場合は、ポイントのほうも1年で減りました。
まとめ:スパイクを買う前に
| # | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 金属製金具のスパイクは、学童の試合で使えない(連盟の規程細則) |
| 2 | 履くのは樹脂やゴムの突起がついたポイントスパイク |
| 3 | 軽さを数字で確認する(入門モデルで約185gという例があります) |
| 4 | 大きめを買わない(転倒のリスク)。サイズはシューズの記事へ |
| 5 | 色は規則上は自由。ただしチームの決まりを確認する |
| 6 | 減るのはかかと側のこともある。サイズだけでなく、突起も見る |
この記事でお伝えしたかったのは、たった一行の規則です。
「学童部は、金属製金具のついたスパイクを使用することはできない」——これを知っていれば、お店で迷いません。
私はたまたま知っていましたが、規則を読んで知ったわけではありませんでした。この記事が、どなたかの買い物をひとつ楽にできたらと思います。
※正式には小学生の軟式野球は「学童野球」ですが、本記事では一般的な呼び方に合わせて「少年野球」と表記しています。
出典・参考
※規則・価格・仕様は変わることがあります。購入前に必ず、連盟および所属するチームの最新情報をご確認ください。
※この記事の体験談(水色の吹き出し)は、私自身が買って、子どもに1年使わせた記録です。解説部分は、上の連盟・メーカー公式で確認した内容にもとづいて書いています。→ このブログを書いている人について

