バッティンググローブは、素手でも打てます。無くても野球はできます。
それでも、うちは買いました。4年生の冬、2,500円くらいのものです。
そして買ってから気づいたことがあります。両手用を買ったのに、うちの子は左手しか使っていません。
この記事は、そのときに知っておきたかったことの記録です。
この記事の値段と公式の記載は、すべて2026年9月時点のものです。
またチームごとに決まりがある場合があります。買う前に必ずチームに確認してください。
結論:この道具は、親が自由に決めていい
- 連盟の規則に、バッティンググローブの記載が見当たりませんでした。ほかの道具とは扱いが違います
- うちが買ったきっかけは「危ない」でした。汗で手が滑ると、子ども本人が言いました
- 両手用を買っても、片方しか使わないことがあります。うちがそうでした
- サイズは「今の手」に合わせる。メーカーも大きめを推奨していません
- 洗えるかどうかは製品によります。「単独水洗い可」の表示を確認してください
連盟の規則には、書かれていませんでした

これまでの記事で、道具の決まりを連盟の規則で調べてきました。今回も同じように調べました。
結果は、こうです。
全日本軟式野球連盟の規程細則 第12条(用具、装具等)の全文を読みました。
「バッティンググローブ」「バッティング手袋」「手袋」「グローブ」「グラブ」「打者用手袋」——この6つの言葉を探しましたが、どれも見当たりませんでした。
ほかの道具と並べてみると、違いがはっきりします。
| 道具 | 規則で決まっていること |
|---|---|
| ヘルメット | SGマーク・連盟公認・両側イヤーフラップ |
| バット | JSBBマーク・「少年用」の表示 |
| アンダーシャツ・帽子・ストッキング | 全員同色 |
| スパイク | おそろいの規定から除外(ただし金属金具は不可) |
| バッティンググローブ | 記載が見当たらない |
ヘルメットもバットもユニフォームも、あれだけ細かく決めているのに、バッティンググローブには一言も触れていません。
これは「私が読んだ第12条には見当たらなかった」ということです。ほかの規定や大会要項にある可能性は残ります。
そしてチームで「色をそろえる」などの決まりがある場合もあります。買う前に、必ずチームに確認してください。
そのうえで言えることは、この道具は、ほかより自由度が高いということです。ヘルメットのように「これでないと試合に出られない」という条件が、見当たりませんでした。
【体験談】素手でも打てるのに、なぜ買ったのか
ここからは、この記事を書いている私自身の話です。
——なぜ買ったのですか?
理由は3つあります。
バットが滑ること。チームのみんなが着けていたこと。そして、子どもが欲しがったことです。
——「バットが滑る」と分かったのは、どんな場面でしたか?
子どもからの発言です。
汗をかいてくると手が滑りやすく、ヒヤッとした危ないときがあったそうです。
ここは、あとから聞いて印象が変わったところです。
「滑る」は、うまく打てないという話ではありませんでした。子ども本人が「危ない」と感じていた、という話でした。
正直に書いておきます。「手が痛かったから」ではありませんでした。
よそのサイトを読むと「マメ防止」「手の保護」が理由として出てきます。うちが買った理由は、それではなかった——という話です。
「みんなが着けていた」という理由は、ビヨンドマックスを買ったときと同じでした。あのときは、こう考えていました。
「周りが持っているから」という見栄ではありません。不利な条件ではなく、周りと同じ土台で戦ってほしかった。
——片手用ですか、両手用ですか?
両手用を買いました。ですが、左手しか使っていません。
うちの子は右打ちです。
——お店には片手用もあったはずです。両手用を選んだのは、なぜでしたか?
片手用もあったと思います。
ですがまさか片手しか使わないとは思っていなかったので、迷うことなく両手用を買いました。
——いつ、いくらでしたか?
4年生の冬ごろ、2,500円くらいでした。
——お店には、いろいろな値段のものが並んでいたと思います。それを選んだのは、なぜでしたか?
メーカーをミズノに合わせたかったからです。
グローブ、バット、スパイク。うちはほとんどがミズノです。
値段というよりも、国産メーカーであるミズノを優先して選びました。
——どうやって選びましたか?
実店舗で試着して選びました。
見たのはサイズ、素材・材質、生地の厚み、滑り止めのグリップ具合、通気性、色です。
——店員さんには相談しましたか?
店員さんには聞いていません。
ちょうどのサイズを買いました。使っているうちに少しだけ生地が伸びて、ジャストフィットするようになりました。
——着けてみて、何か変わりましたか?
バットがしっかりとグリップして、スイング速度が速くなったと思います。
バットにボールが当たりさえすれば、かなりの打球速度でボールが飛びます。
——逆に、変わらなかったことはありますか?
ミート力です。
——グリップテープを巻き替えたあと、違いはありましたか?
バットが滑りにくく、とくにグリップを巻き替えたあとはグリップ力が増しています。
そのぶん、グローブをはめることで手が痛くなく、力がバットに伝わりやすくなったと思います。
グリップテープを巻き替えた話は、バットの手入れの記事に書いています。
——使っていない右手用は、今どこにありますか?
自宅で保管しています。
次は片手用を買います。
——もう買い替えましたか?
まだ1つ目です。意外と丈夫です。
——1年使って、どこから傷んできましたか?
生地が少しへたってきました。薄くなってきています。
うちのものは全体が白です。その白が、変色してきました。
傷んできたのは、手のひらや指の、力が特に加わる部分です。
——買い替えの目安は、何で決めますか?
人それぞれだと思います。
ここは、はっきりした基準を出せないところです。
ヘルメットのように「何年で交換」という決まりがある道具とは違います。うちは買ってから今まで、まだ1つ目です。
——洗っていますか?
汚れてきたらやります。基本は手洗いです。
極度に脱水はせず、ある程度、手で絞ったあとに日陰に干して乾かしています。
両手用を買っても、片方しか使わないことがあります

これが、買ってから分かったことです。
バッティンググローブには「片手用」と「両手用」があります。うちは両手用を買いました。でも実際に着けているのは左手だけです。
右打ちの場合、バットを下で握るのが左手です。うちの子は、そちらだけを着けています。
もう片方は、袋に入ったままです。
どのサイトも「片手用と両手用があります」とは書いています。ですが「両手用を買っても片方しか使わないことがある」とは、あまり書かれていません。
お子さんが両手に着けるタイプか、片手だけのタイプか。分からなければ、チームで見てみてください。周りの子がどう着けているかで、だいたい分かります。
うちは何も考えずに両手用を買いました。結果として片方が余っています。そういうこともある、という記録です。
余った右手用は、いま自宅で保管しています。そして次に買うときは、片手用にします。
変わったのはスイング。変わらなかったのはミート力
着けてみて、うちが感じたことです。
| 感じたこと | |
|---|---|
| 変わった | バットがしっかりグリップして、スイング速度が速くなった |
| 変わった | 当たりさえすれば、かなりの打球速度で飛ぶ |
| 変わった | 力が伝わるぶん、手が痛くならない |
| 変わらなかった | ミート力 |
これは計測した数字ではありません。スピードガンで測ったわけではなく、親が見ていて感じたことです。
それでも「ミート力は変わらなかった」を残しておきたいと思いました。ここが道具では解決しない部分だと思うからです。
バッティンググローブは、バットを速く振るための道具ではありません。
滑らないから、思い切り振れる。結果としてそう見えた、ということだと思っています。
当たるかどうかは、練習の話です。
選ぶときに見た6つのこと
実店舗で試着して、こういうところを見ました。そのまま使えるチェックリストになると思います。
| 見るところ | なぜ見るか |
|---|---|
| サイズ | いちばん大事。あとで詳しく書きます |
| 素材・材質 | 天然皮革か合成皮革かで、感覚と耐久性が変わります |
| 生地の厚み | 厚いほど守られますが、握った感覚は鈍くなります |
| 滑り止めのグリップ具合 | そもそも「バットが滑る」ために買う道具です |
| 通気性 | 夏は汗をかきます |
| 色 | 子どもが気に入るかどうか。白は変色が目立ちます(うちが白で、1年で変色しました) |
気づいたことがあります。厚み・グリップ具合・通気性は、ネットの写真では分かりません。
握ってみないと分からないところです。グローブと同じで、これも実店舗が向いています(最初にそろえる道具の記事にも書きました)。
素材の違いについては、ミズノ公式にこう書かれています。
天然皮革:素手に近い感覚で使用できる
合成皮革:耐久性が高いため、破れにくい
子どもが使うなら、破れにくいほうが助かります。うちのものは「意外と丈夫」で、買ってから今まで1つ目のままです。
また、手首のベルトにも種類があります。
シングルベルト:着け心地を簡単に調節できます
ダブルベルト:手をしっかりホールドできます
サイズは「今の手」に合わせる
このブログで、3回目に書くことになります。
ミズノ公式には、こう書かれています。
サイズが合わないと、プレー中の動きを妨げたり、バットを思うように握れなかったりするリスクがあります
- グローブ … 「大きめ」がいちばん失敗する
- シューズ … 大きめを買って、すぐ履けなくなった(うちの失敗です)
- バッティンググローブ … メーカーも大きめを推奨していません
子どもの道具は、すぐ小さくなります。それでも「今」に合わせるのが正解でした。
参考までに、ミズノの入門モデル(ディアルーキー 両手用/1EJEY842)のサイズ展開です。
| サイズ | 手のサイズ |
|---|---|
| JS | 16〜17cm |
| JM | 18〜19cm |
| JL | 20〜21cm |
店員さんには聞かず、ちょうどのサイズを選びました。使っているうちに少しだけ生地が伸びて、ジャストフィットになりました。
大きめにしなくて正解でした。うちの場合、生地はゆるくなる方向に変わりました。
洗えるかどうかは、製品によります
汗をかく道具なので、においが気になります。うちは手洗いしています。
ただし、ここに注意が必要でした。ミズノ公式には、こう書かれています。
ミズノの場合、水洗い可能なバッティンググローブには、製品パッケージ・公式サイトの両方に「単独水洗い可」と記載されている
つまり洗えない製品もあるということです。
買う前に「単独水洗い可」の表示があるか見ておく。これだけで、あとで困りません。
ちなみに「単独」とは、ほかの洗濯物と一緒にしないという意味です。色が移ることがあります。
- 洗うのは汚れてきたとき(毎回ではありません)
- 手洗いです
- 強くは絞りません。ある程度、手で絞るだけ
- 日陰に干して乾かします
値段のこと
うちが買ったのは2,500円くらいでした。ミズノ公式オンラインの入門モデル(ディアルーキー 両手用/1EJEY842)は1,870円(税込)です。
うちが買ったものの品番は分かりません。だから「こちらのほうが安い」という比較ではありません。
お伝えしたいのは、この道具は2,000円前後から買えるということです。バットやグローブと比べると、桁が1つ違います。
まとめ:バッティンググローブを買う前に
- ① チームに決まりがないか聞く(色など)
- ② 片手か両手かを決める。周りの子の着け方を見ると分かります
- ③ 今の手に合うサイズを選ぶ。大きめにしない
- ④ 「単独水洗い可」の表示を確認する
そして、うちが買った理由をもう一度書いておきます。バットが滑るから。みんなが着けていたから。子どもが欲しがったから。
3つ目を、隠さずに書いておきます。親としては「必要だから買った」と言いたくなりますが、実際には子どもの「欲しい」も理由のひとつでした。
2,500円で、子どもが気持ちよくバットを握れるなら。
それは、悪くない買い物だったと思っています。
※正式には小学生の軟式野球は「学童野球」ですが、本記事では一般的な呼び方に合わせて「少年野球」と表記しています。
出典・参考
- 公益財団法人 全日本軟式野球連盟|規程細則 第12条(用具、装具等)
- ミズノ公式オンライン|ディアルーキー【両手用】(1EJEY842)
- MIZUNO MAGAZINE|かっこいいバッティンググローブ5選!選び方のポイントやお手入れ方法などを解説
※価格・仕様は変わることがあります。購入前に必ず各メーカーと、所属するチームの最新情報をご確認ください。

