子どもが野球を始めて、1年とすこし。買った道具の値段を、全部足してみました。
193,499円でした。
しかも——これで全部ではありません。金額を思い出せないものが、まだ残っています。
この記事は、うちが実際に払った金額の記録です。「野球って、いくらかかるの?」の答えを、数字で置いておきます。
先に3つ、お断りします。
①これは「道具代」だけです。チームの会費・遠征費・保険料は含んでいません(チームによって違いすぎるので書きません)。
②うちが実際に払った金額です。定価ではありません。セールで買ったものも含みます。
③金額はチームや地域で大きく変わります。あくまで「1つの家の記録」として読んでください。
結論:193,499円。お金がかかったのは「打つ道具」と「選べない一式」でした
- 1年とすこしで、道具に193,499円かかりました
- いちばん多いのは「打つ道具」79,100円(約41%)。バットに関わるものだけで76,600円
- 次が「チーム指定のウェア一式」58,550円(約30%)。これは選べません
- この2つだけで、全体の7割を超えます
- 一度に出ていったわけではありません。借りられるものは借りていました
全部を1つの表にしました

買った順ではなく、役割ごとにまとめます。
| 分類 | 道具 | 払った金額 |
|---|---|---|
| 守る | グローブ本体 | 15,000円 |
| グローブの型付け(お店に依頼) | 2,200円 | |
| 打つ | ビヨンドマックス レガシー(80cm) | 45,000円 |
| 金属バット ウィルドライブ レッド(78cm) | 12,900円 | |
| 練習用バット(面が平らなもの) | 18,700円 | |
| バッティンググローブ | 2,500円 | |
| 履く | スパイク | 5,100円 |
| トレーニングシューズ | 7,000円 | |
| 着る | チーム指定のウェア一式(20点以上) | 58,550円 |
| 運ぶ | バッグ(チーム指定) | 4,800円 |
| 身を守る | ヘルメット | 5,150円 |
| 試合用ヒザパット | 650円 | |
| 試合用尻パット | 750円 | |
| 家で練習する | ティースタンド | 4,199円 |
| バッティングネット①(庭) | 5,000円 | |
| バッティングネット②(室内・セール) | 6,000円 | |
| 合計 | 193,499円 | |
ユニフォーム・帽子・アンダーシャツ・ストッキング・練習着・コート類などを、チームでまとめて注文する形でした。
品名や1点ずつの値段を並べると、チームや販売店が特定できてしまいます。子どもの安全に関わるので、合計額だけを書きます。金額はごまかしていません。
正直に言うと、足すまで気づいていませんでした。
1つ1つは「まあ、こんなものか」と思って買っています。並べてはじめて、19万円という数字が見えました。
「打つ道具」と「選べない一式」で、7割を超えます

分類ごとに並べ直すと、偏りがはっきりします。
| 分類 | 金額 | 割合 |
|---|---|---|
| 打つ | 79,100円 | 約41% |
| 着る(チーム指定の一式) | 58,550円 | 約30% |
| 守る | 17,200円 | 約9% |
| 履く | 12,100円 | 約6% |
| 家で練習する | 15,199円 | 約8% |
| 身を守る | 6,550円 | 約3% |
| 運ぶ | 4,800円 | 約3% |
さらに絞ると、試合で使うバット2本で57,900円。これに練習用バット(18,700円)を足すと76,600円です。全体の約40%が、バットに使ったお金でした。
打つ道具(41%)は、減らせます。借りる・買う時期を遅らせる・セールを待つ、ができます。
チーム指定の一式(30%)は、減らせません。入るチームが決まった時点で、金額もほぼ決まります。
もし「どこかを削りたい」と思ったら、見るべきはバットです。一式のほうは、覚悟しておく費用だと考えたほうがいいです。
なぜ試合用のバットが2本あるのか、なぜ練習用をもう1本買ったのかは、それぞれの記事に書きました。
- ビヨンドマックスは2029年から使えなくなります … 45,000円を払った理由
- 真芯に当てるコツを体で覚える … 試合で1本も打たない18,700円のバット
「チーム指定の一式」は、入団が決まった時点で決まります

これは、始める前にはまったく見えていなかった出費です。
グローブやバットは、買う・借りる・待つを選べます。でも、チームで統一するものは違いました。「これとこれを、この値段で」という一覧を渡されて、そのとおりに注文します。
連盟の規則でも、そろえることが決まっているものがあります。
同一チームの監督、コーチ、選手は、同色、同形、同意匠のユニフォームでなければならない。ただし、スパイクを除く。
アンダーシャツは全員同色のものでなければならない。
帽子は、全員同色、同形、同意匠のもの。また、ストッキングは全員同色のものでなければならない。
(全日本軟式野球連盟 規程細則 第12条)
入団の説明を聞くときに、「そろえるものの一覧と金額」を必ず確認してください。
グローブやバットの値段ばかり調べていると、ここで足をすくわれます。うちがそうでした。
これで全部ではありません
正直に書きます。金額を思い出せないものが、まだあります。
| 道具 | 金額 |
|---|---|
| 買い足したアンダーシャツ・ソックスなど | 記録していません |
手入れ用品も買っています。こちらはメーカー公式の価格です(実際にいくらで買ったかは記録していません)。
| 手入れ用品 | メーカー公式価格 |
|---|---|
| 爽香守 オールインワンクリーナー(ミズノ) | 1,870円 |
| ガツ落ち!! クリーナー(ワールドペガサス) | 715円 |
| バットクリーナー(ミズノ) | 2,090円 |
| 3本の合計 | 4,675円 |
これを足すと193,975円。そのうえで、ティースタンドはまだ入っていません。
さらに、書き出してみたら止まりませんでした

ここまで書いたところで、家の中を見回してみました。まだありました。
以下は、上の19万円に入っていないものです。1つ1つは安いものもありますが、買っているのは事実なので、正直に並べます。
| 用途 | 買ったもの |
|---|---|
| ボール | 練習用のボール(かなりの数)/穴あきのプラスチックボール |
| 守る | キャッチャーミット/ファウルカップ |
| 家での練習 | ホームベース/フォーム確認用の大きな鏡/道具を置く棚(自作) |
| 手入れ・保管 | シューズ乾燥機 |
| 暑さ対策 | クーラーボックス/アイシング用のタオル/大きい水筒 |
| その他 | 普段かぶる帽子/メジャー(塁間を測るため) |
この13点は、いくらだったか記録していません。思い出せない数字を「たぶんこのくらい」と書いてしまうと、この記事の意味がなくなります。書けるのは、買ったという事実だけです。
このリストでお伝えしたいのは、金額ではありません。「道具を買い終わる日」は来ないということです。
とくに増えたのは「家で練習するためのもの」でした。
鏡は、フォームを自分で見るために買いました。棚は、買わずに作りました。道具が散らかるので置き場所が要るのですが、作ったほうが安く済んだからです。
買わずに済ませる方法もあります。うちの棚がそうでした。全部をお店で買う必要はありません。
ここまでを全部合わせると、「1年で20万円前後、あるいはそれ以上」というのが、うちの実感に近い数字です。
ここにチームの会費や遠征費が乗ります。そこはチームによって本当に違うので、この記事では扱いません。
いちばん高い道具と、いちばん安い道具
| 道具 | 金額 | |
|---|---|---|
| いちばん高い | ビヨンドマックス レガシー | 45,000円 |
| いちばん安い | バッティンググローブ | 2,500円 |
18倍の差です。同じ「野球道具」でも、桁が違います。
そして——2,500円のバッティンググローブのほうが、使う頻度は高いかもしれません。詳しくはバッティンググローブの記事に書きました。
一度に、出ていったわけではありません

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
19万円を、入団の日にまとめて払ったわけではありません。最初は、借りていました。
| 時期 | 買ったもの |
|---|---|
| 入団したとき | チーム指定のウェア一式・バッグ・スパイク |
| 同じころ | グローブ・バット・ヘルメットは「借りた」 |
| 4年生の秋 | ヘルメット(5,150円) |
| 4年生の冬 | バッティンググローブ(2,500円) |
| その後 | ビヨンドマックス・練習用バット・ネット… |
「続けられるか分からない段階では、借りる。」
これができたおかげで、最初の出費をかなり抑えられました。もし入団の日に全部そろえていたら、いきなり15万円コースだったはずです。
借りるという選択については、この2本に詳しく書きました。
ならすと、月いくらか
193,499円を、単純に12か月で割ってみます。
193,499円 ÷ 12か月 = 月あたり約16,100円
※道具代だけの計算です。チームの会費などは入っていません
この数字を高いと見るか、安いと見るかは、ご家庭によって違います。私からは言いません。
ただ1つ言えるのは、この15,800円は毎月かかるものではないということです。バットやウェア一式のような高いものは、買ってしまえば数年使えます。
削れるところは、どこか
1年やってみて分かった、お金の抑えどころを書いておきます。
- ① バットを急がない。全体の約4割です。ここを遅らせるのがいちばん効きます
- ② 借りられるものは借りる。続けると決まってから買えば間に合います
- ③ セールを待つ。うちのネットは6,000円で買えたものが、いまは2万円近いです(ネットの記事)
- ④ サイズを間違えない。大きめを買うと、使わないまま買い直しになります
④については、うちが実際に失敗しています。シューズ選びでやらかした3つの失敗と、グローブのサイズは「大きめ」がいちばん失敗するに書きました。
ヘルメットだけは、安さで選ばないでください。
中古やお下がりは助かりますが、それまで何を受けてきたか分かりません。メーカーは「外観に損傷が確認できなくても、一度大きな衝撃を受けたヘルメットは使用しないでください」と書いています(ヘルメットの記事)。
まとめ
- 道具だけで193,499円(思い出せないものを足すと20万円前後)
- 約41%が「打つ道具」。試合で使うバット2本で57,900円、練習用バットを入れると76,600円
- 約30%が「チーム指定のウェア一式」。こちらは選べません
- 一度には出ていきません。借りながら、必要になった順に買い足しました
- チームの会費・遠征費はこの金額に入っていません
数字を出すのは、少し勇気が要りました。ですが、これから始める方がいちばん知りたいのは、ここだと思っています。
「野球はお金がかかる」とよく言われます。実際、かかりました。それでも、最初から全部そろえる必要はありません。そこだけは、はっきりお伝えしておきます。
※正式には小学生の軟式野球は「学童野球」ですが、本記事では一般的な呼び方に合わせて「少年野球」と表記しています。
この記事で参照した記事
- 少年野球を始めるとき、全部そろえなくていい
- グローブのサイズは「大きめ」がいちばん失敗する
- グローブの型付けはお店に2,200円払ってよかった
- ビヨンドマックスは2029年から使えなくなります
- 真芯に当てるコツを体で覚える(練習用バット)
- 両手用を買ったのに、片手しか使っていません
- シューズ選びでやらかした3つの失敗
- ヘルメットは「続ける」と決めてから買いました
- 庭にバッティングネットを置く前に知りたかった3つのこと
- バットのお手入れは「拭くだけ」でいい
出典・参考
- 全日本軟式野球連盟|競技者必携 規程細則(第12条)
- ミズノ公式オンライン(手入れ用品の価格・2026年9月時点)
- ワールドペガサス公式(ガツ落ち!! クリーナーの価格)
※金額はすべて2026年9月時点のものです。価格は変わります。また、必要な道具と金額はチームによって大きく異なります。

